What is 「BAR Sanctuary」…?
「BAR Sanctuary」は、私が2009年を目標に横浜に出したいと考えているお店です。
誰もが心の中に持っている、何者にも侵されたくない領域。
そんな自分自身の「Sanctuary」(:聖域)と独り向き合いたくなった夜、ふと立ち寄れる場所…。
それが「BAR Sanctuary」という店名に込める私の想いです。
「BAR Sanctuary」は私と、このブログを訪問してくださる皆様が一緒に作り上げていくお店です。
皆様からのコメント、トラックバックをお待ちしております。
サイドカーはブランデー・ベースのスタンダード・カクテル。
これだけ有名なカクテルにもかかわらず、その発祥は定かではなく、諸説入り乱れています。
第一次大戦中、フランスにドイツ軍が侵攻してきた際に、退却中のフランス軍将校がサイドカーに乗りながら、祖国の酒であるブランデーとコアントローにレモンを混ぜて飲んだという説。
反対に、フランスに侵攻してきたドイツ軍将校がサイドカーで乗りつけ、民家の酒棚にあった酒を適当に混ぜ合わせて生まれたという説。
また、パリのハリーズ・ニューヨーク・バー初代オーナー、ハリー・マッケルホーンが考案したという主張もあります。
その由来はさておき、サイドカーは非常に神経を使う難しいカクテルです。
もともとカクテルというのは、そのままでは飲みにくい粗雑な酒をリキュールやジュースなどと混ぜ合わせ、飲みやすくするというのが大きな目的でした。
ブランデーというそのまま飲んでも十分に美味しい完成された酒をカクテルに仕上げるというのは、至難の業なのです。
私はサイドカーを作る場合、同じバリエーションであるジン・ベースのホワイト・レディやウオツカ・ベースのバラライカを作る時よりも、ベースの酒を少し多めに入れるようにしています。
これは、水っぽくなるのを防ぐためです。
ジンやウオツカに比べて、ブランデー・ベースのカクテルはどうしても水っぽさが目立ってしまいます。
しかし先日、そんな風にして作ったサイドカーをお客様から「水っぽい」とご指摘を受けました。
しかも次のオーダーは、またしても「サイドカー」。
明らかにバーテンダーへの挑戦であると受け取った私は、レシピをドライの限界と思われる量までブランデーを増やし、シェークも酒の強さをできるだけ残すように変えてお作りいたしました。
2杯目のサイドカーはどうやら気に入っていただけたようです。
私の中でカクテルというのは「飲みやすい事」が大前提になっています。
どんなにドライなレシピでも、最初の一口がすっと喉の奥に流れていく。
そんなカクテルを理想としています。
2杯目にお出ししたサイドカーは、その理想からはかけ離れたものでした。
でもお客様はそれを「美味しい」とおっしゃいました。
自分の理想とお客様の好みの間には、必ずギャップがあります。
「ウチはこういう味なんだ」と自分の理想を押し付ける、ガンコ親父のラーメン屋のようにはなりたくありません。
でも、お客様が「美味しい」と言えば何でも良いのかといえば、それも違うような気がします。
こだわりを失ったら終わりです。
そういう意味で、2杯目にお出ししたサイドカーは自分のこだわりを捨ててしまった「媚びたカクテル」だったのではないかと、若干の後悔が残っています。
自分の中にあるこだわりを大切に守りつつ、お客様の舌に歩み寄る。そんなバーテンダーを目指していきたいと思います。
SidecarBrandy 30ml
Cointreau 15ml
Lemon Juice 15ml
「BAR Sanctuary」Ranking Site今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。
皆様からの応援、よろしくお願いいたします。

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Posted by バーマスター
難しいですね。
あるバーテンダーは、
どんなに努力しても、お客様に
「まずい」
と、言われれば、それまで。
自分の味が絶対だ何て思ってはいけない。
どんなものでも同じですね。
過信は禁物。
難しいですね。
Posted by たくみ
「お客様の舌は必ずしも同じではない。」
私が以前勤めていた飲食店の厨房で言われた言葉です。
当時は
「自分がおいしいと思えばいいじゃん」
くらいに思っていたのですが年を重ねるにつれ、それは間違った事だと気が付きました。
個性は大切ですが、お客様を大切にすることも大事な要素ですよね。
それを踏まえるとこの話の中ではやはり「媚びた味」にしたくないと言うのは良く解ります。
個性を理解してくれるお客様だけではない、しかし、護るべき自分の物はしっかり護る。
難しいことですが非常に重要だと思います。
応援しております。
これからもがんばってください。
乱文失礼致しました。
Posted by ankko
趣味でお店をやる場合以外はお客様あってのお店です。
時には媚びたカクテルも必要かと思います。
Posted by nao.
やはり初めてのお客様に対しての一杯は難しいんですねf(^^);
nao.はカクテルに限らず、そのお店の味を楽しむようにしています。別にその料理や店の名前に媚びるわけではなく、ただその店のことをまず知りたいんです(^^)
Posted by Mitchy
ワガママな注文をするお客さんっていっぱいいますよね。
自分もその一人なのですが(^_^;
でも、『この人ならできる!』って思った人にしか、ワガママな注文はしません。
バーテンダーさんのことを信頼してるからこそ、できることだと思うんですよね。
Posted by
中山吉輝
自分の味っていうのをしっかりもっていらっしゃるんですね!素晴らしい。
でもお客さんの好みはいろいろだから大変ですね?
ぼくはワイン専門なので、ごり押し気味で、後悔します。Barだとワインの在庫を抱えられないから。
Posted by GUCCI☆鬼平♪
素晴らしい!!!
こう云う細やかな『感性』『思慮深さ』を持つ方の作るカクテルを是非戴いてみたい!
禁酒を解いた時に最初に呑もうと思っているお酒はマッカランをロックで。。。。。
っと思っていますが、貴殿の作る思慮深さが溢れるカクテルも是非、禁酒・解禁の折に呑むお酒のリストに秘かに心に秘めておきます☆(−^*
音楽も同じ。。。。。です。
自分の一人よがりでもイカンのですが、媚びて仕舞ってはもはや『創作』の価値も見出せません。。。。。
しかしオイラは最近になってようやく。。。。
力を抜いて ただチカラを抜いて 自分の信じたモノを真摯に出して行こうという境地(?)に辿り付きました。
勿論、音楽に『味』はございませんので。貴殿の様に、眼の前のお客様の趣味趣向と御自分の味との勝負はありません。。。。。
しかし。。。。。なんとなくですが 言われる事は解かります!
曲げたくない自分。。。。
お客様によろこんで戴きたい自分。。。。。
との『葛藤』。。。。。。
痛いくらい『切実』だと、心中お察し申し上げます。
でも そんな貴殿の様に考えて お出しし貰ったら多分。。。。
オイラは涙腺が。。。。(TT)大変な事になって仕舞いますよ。。。。
イイ音楽やイイお酒は必ず人を『酔わせて』くれる事でしょう♪
いつかバーカウンターでお逢いしたいですなぁ♪
その時はよろしく♪
Posted by カズ
私もお客様と話をする仕事をしていますが、やはり、こちらの提案とお客様の要望が異なる場合が多々あります。
いつも心がけている事は、「水のように・・・」です。水は、形を柔軟に変えるけれど、水としての主張はしっかりしているからです。
なかなかうまく行かないですけどね。
Posted by No Name
サイドカー
一番好きなカクテルです。
アタシは甘めが好きなので
ベースにレミーを使ってもらいます。
これは、行き付けのバーのマスターと
色々試した結果、そうなりました。
そこに行くと
何も言わなくても
アタシの好きな味が出てきます。
おそらくマスターにも
こだわりってあるだろうけど、
アタシの満足を優先させてくれたんだとおもいます。
その、心が
一番大切なんじゃないかな。。。
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